2006年05月21日

大島の反物

 母から大島紬の反物をもらった。
 実は1年前くらいからあげると言われていたものなのだが、仕立て代が・・・と躊躇してそのままずるずるしていた。だって、リサイクルショップで古着買うより仕立て代って高いんだもん。

大島反物.jpg でも、ずっと気にはなっていた。反物のまましまっておかれる着物ってなんだかかわいそうだ。で、仕事で臨時収入があったのをきっかけに、「初お仕立て」に踏み切ることにし、母のところから引き揚げてきたというわけ。
 写真にとるとフラッシュのせいで明るめにうつるのけど(昼に撮ればよかったのだが・・・)、実際はもっと暗い色。いかにも大島っぽい地味な色だ。ただ、私の手持ちにはない色合いだし、帯はなんでも合いそうだし、紬の手触りは好きなので、着てみたい気はあった。
 八掛の色で悩んでいたのだけど、ある日ふと、単衣で着たいと思うように。すべすべした感じが、涼しく着られるかも、という期待につながる。もともと南の島の布なんだから、暑い時期に着るのがふさわしい気もするし。そんなわけで、初お仕立て決定、である。着物はお下がりしか持ってない私、自分サイズの着物って初めて。わくわく。

 この反物、もともとは「叔母の夫の上司の配偶者」のものだったらしい。その方も誰かから贈られたんだったかも。叔母が譲られ、母がもらい、私のところにまわってきた。反物のままぐるぐるまわって、私のところで着物の形になる。なんだか不思議な縁である。
posted by mizuho at 23:14| Comment(11) | TrackBack(0) | mizuhoの箪笥 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。
大島の反物いいですねー!我が家のタンスから出てきた反物は浴衣の綿素材で、出してもいないのに所どころしみなんかができて白地だから余計目立つのか薄茶けているんです…。長年眠るとこうもなるのかとすごく淋しい思いがしました。浴衣は縫えなくともと手提げカバン三個とスカートを作りました。
何年も眠っても無傷な大島はものがいいからなんでしょうねー。
仕立て代ですが近くで個人で仕立てをしているお婆ちゃんの所の料金を前に聞いたことがありましてその時は単衣であれば六千円から(固い素材は縫いにくいのでプラス千円だった気がします)でした。これってやすいですよね?私の場合反物がないので仕立てを使うことはないんですが…。
Posted by 佐藤 at 2006年05月22日 10:36
いいなぁ、大島。って大島紬のことだよね?
うちの母は昔紬の印付けの内職をしてました。
隣のおばちゃんは紬を織ってました。
反対隣は、織機の工場でした。
大島紬とは縁があるはずなのに、未だ自分のものは持っていない・・・・
そのうちきっと手に入れるぞ!
Posted by Soya at 2006年05月22日 11:54
お〜、懐かしい。可愛〜い大島姿になりますねえ♪大人の女がこういうの着ると実にいいですよね。長い間反物で保存しておられましたか。仕立てる前に、湯通ししてね。仕上がったら是非大島すがたをアップしてくださいよっ!
Posted by 百福 at 2006年05月22日 13:49
こんばんは、コメントありがとうございます!

>佐藤さん
白地はしみがつきやすいですね。この大島は色が濃いからきれいに見えますが、もしかして白地だったら厳しかったかも。もらったお下がりの着物でも、白地はやっぱりしみが気になります。ところで、6千円の仕立てって激安です! 通常は軽く倍以上はすると思いますよ。そういう方が近くにいるのっていいですね〜。

>Soya
そうだ、「大島紬」と書くべきだったね。わからない人もいるかも。今度直しておきます。そうか、そんなに身近なものなのね・・・島でしかつくっていないのかと思ってた。まだ近くで作っている人いるの? 染めに最近興味があって、作業場みたいんだよね〜。

>百福さん
はいっ、できたら着て写真アップします! 湯通しは、もしかしたらしてあるのかな? という感じなんですが(タグとかついてないし、新聞紙みたいなのにまいてあるし、なんとなくしゃきっと感がないし・・・)、やっぱり和裁士さんに確認しなきゃ。
Posted by mizuho at 2006年05月22日 23:13
かなり長期間保存されたものですよね。一旦仕立てたらしばらくは洗い張りしないでしょうから、やっとくといいですよ。もう藍は落ちないかもしれないけど、こざっぱりと綺麗になりますし、着心地もよくなると思いますよ〜。
Posted by 百福 at 2006年05月23日 01:23
大島紬の見学工場あるよ〜
こっちに来たらいっしょに行こうね。
ちなみにそのころ住んでいたところは、奄美の出身者がたくさん住んでいるところでした。
Posted by Soya at 2006年05月23日 15:11
こんばんは!

>百福さん
そうか、洗濯の代わりの湯通しですね。そういう発想はなかったです。仕立ての前にしなきゃいけないもんだという認識しか・・・確かに、したほうがよさそうです。以前湯通ししてたとしても、少なくとも20年以上はそのままだったわけで。着心地がよくなるというのは確かにそうかも知れませんね。お知恵ありがとうございます!

>Soya
そうかっ! これはやっぱり行かないとね。仕立てた大島着て行けたりするといいなあ。
Posted by mizuho at 2006年05月23日 20:33
http://blogs.yahoo.co.jp/jyuzakenji/34484875.html

こちらをご覧下さい。この反物は大島紬ではありませんね。
Posted by 奄美大島 at 2007年10月17日 21:28
奄美大島さんこんばんは。コメントありがとうございます!

サイト拝見しました。大島紬をつくっておられる方なんですね。ご指摘ありがとうございました。勉強になりました。お下がり活用の着物遊びを始めてまだ3年、知らないことばかりです。不快な思いをされていたらごめんなさい。
今後は聞かれたら「大島風」っていうことにしますね。
Posted by mizuho at 2007年10月17日 23:21
始めまして。

奄美大島さんが紹介されたのは、現在の奄美大島産の本場大島紬としては、証紙や口織りがおかしく、偽物とされているのだと思います。
本場大島紬と呼ばれる物には、三ヶ所の産地があります。
mizuhoさんの反物は証紙がありませんが、少し前の鹿児島産の、横双といわれる横絣の大島紬では無いでしょうか。
鹿児島産の大島紬は、手織りの経緯絣の他に機械織りの横絣や縞大島などがあり、今は証紙を見れば区別できる様になっています。

(お節介で、済みません。)
Posted by 名無し at 2007年10月18日 14:34
名無しさんこんばんは。コメントありがとうございます!

横双、って恥ずかしながら知らなかったので調べてみました。織り方がいろいろあるんですね! 
手持ちの染め織りの本には「本場奄美大島紬」しか載ってなかったので、なんとなく大島紬っていっしょくたに考えていたのですが、とんでもないですね。

私が母からもらった反物は、もらった段階で証紙もなかったですし、記事に書いたように会った事もない人からまわってきたものなので、何年前のものかもよくわかりません。でも軽くて着やすく、お気に入りの着物になっています。これが本物かどうか、というのは私にとってはそんなに重要ではないのですが、コメントいただいたのをきっかけにいろいろ学べました。お節介だなんてとんでもない。本当にありがとうございました。
鹿児島は私にとって思い入れのある場所ですし、いつか産地も訪ねたいと思っています。
Posted by mizuho at 2007年10月18日 22:26
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