大判の写真本で、これでもか!というほどたっぷりご愛用の着物たちが並んでいる。「上流」の生まれ育ちと、骨董の収集で鍛えられた審美眼で選び抜かれた、美術工芸品の着物たち。アマゾンのレビューにあった「大人の絵本」という表現がぴったりだなあ。
無地、縞、格子を至上のものとし、紬や木綿に偏った揃えは、まさに「カッコいい」。彼女に心酔し、陰に日向に影響を受けてる女たちの層が存在するのも分かる気がする。
彼女が能好きだということも知って、ちょっと嬉しくなった。実際に、能装束をイメージした着物も作って、着用した写真も載っている。
生き方もカッコいい。ダンディでインテリゲンチャな夫と結ばれ、子供を生み育て、鶴川(行ったことあります。すごい「田園」)に住み、銀座で働き、夜な夜な文士達と飲んだくれ(←これが一番羨ましいのかも)、潤沢な経済力を持ち、美的な無駄遣いにつぎ込む‥ある種の欲張り人種(私を含む)には憧れの人生ですね。
読んでる方にしてみれば「今頃?!」でしょうけど(^^; 白洲正子、もっと知りたくなった。『きもの美』


白洲正子の本は家にもありますが(妻がずっと前買ってきた)、古いモノのよさというのは私は正直なところ、わかるようなわからないような・・・という、感じですね。
青山二郎、柳宗悦など白洲正子周辺の人物も再評価されているようで、夫婦ともに注目株なのかも。
TBありがとうございます!
白洲次郎、あちこちの書店で平積み、山積みになってますよね〜
私は白洲次郎の方が先でした(^^;
旧白川邸、行かれたんですね(いいな〜)
私も行ってみたくなりました 遠いですけどね(^^;
白州正子さんの着物といえば、普段着。そして、織司田島隆夫さんを抜きにしては語れないですね。
数々の美しい縞、格子、無地の紬。縞も格子も、渡来品に触発されて生まれたものだけれど、江戸好みの渋い縞は、華美であることを禁じられた庶民が考え抜いてうみだしたもの。日本独特の発展をとげて、世界でも最も美しい縞織物になったと思います。
田島さんがつくった着物の美しさもさることながら、このお二人の書簡がまた美しいのですよ。2000年の銀花123号に、この書簡がでていたのですが、このような美しい文を頂戴したいものと、溜息をつきました。バッグナンバー、結構古本屋さんにあるので、是非ご覧になってみてください。