2006年11月09日

宇野千代さんも半幅派?!

 作家宇野千代さん、といえば長らく「恋愛遍歴の人」という印象だった。ドラマ化された『生きていく私』のインパクトが強かったせいか・・・着物に興味を持ち出してから、着物の達人としての一面が初めて見えてきた。

宇野千代さんの本.jpg ファッション雑誌の編集をし(『きもの読本』も出していたのね・・・)、着物のデザインもし、店も持ち・・・今見ても斬新なデザインはなかなか素敵だ。
 ちょっと前に買った『宇野千代 きもの手帖』もすごく面白かった。先日の「きもの日和」にも通じるような、自由さと創意工夫。読んでいてすっかりファンになってしまった。これが50年前に書かれた文章とは! 今読んでも何の違和感もなく、むしろ新鮮。

 で、この中に「細帯のすすめ」が何度も出てくるのだ。外国で「どうして背中にクッションを背負っているのか」と聞かれたことをきっかけに、お太鼓にこだわる必要はない、と半幅帯の提案を始める。「帯は細帯になっていきます」というタイトルは、当時はきっとセンセーショナルだったんだろうなあ。

 もちろん、お太鼓を否定しているわけではなく、お太鼓まわりのおしゃれの提案もたくさん。それにこの本、実は「お金かけずに着物遊び」を提案する本なのだ。「おしゃれをするのには金がかかりません、と断言できます。金ではないとすると何が必要なのでしょうか。それは創意と工夫なのですね」・・・そうそう、そうなんだよね!
 


posted by mizuho at 22:24| Comment(2) | TrackBack(0) | おすすめの本・映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
宇野千代の柔軟な発想、大好きでーす♪
母も、洒脱な宇野千代デザインの着物が好きで、持ってました。 あっ、でも、母が亡くなった時、形見分けしたので、残ってないけど。。。
宇野千代のデザインやスタイルに関する先進性と洞察力は、おしゃれの本質に迫るものだし、それは、楽しく生きるってことにつながると思うのよね。
今読んでも、新鮮って、そういうことかな〜♪
Posted by ぶり at 2006年11月10日 10:18
わーい、ぶりさんも宇野千代さん好きなんですね! なんだか嬉しいです。
お母様、宇野千代デザインの着物持ってたなんてうらやましい・・・残ってないのは残念ですね。ぶりさん似合うでしょうに。宇野千代さんってほんとに人生を楽しむ天才って感じがしますね。
Posted by mizuho at 2006年11月11日 22:39
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