2007年05月10日

着物で知る「花への愛」

 着物を着るようになって変化したことの1つ‥それは、植物、特にお花が好きになったことです。
 「季節に敏感になる」の一環なんだけど、「着物が似合う場所」に「庭園」があったりするので、季節ごとに「花を見に行く」が口実になって着物を着たりして。
 また、柄行の知識のために、植物全般に興味が強くなったからでもある。「今の季節の花って何?」「この花はいつの季節の?」って。
 着物のために写真を撮るようになったこともある。花は、シャッターを押したくなる被写体ですよね(笑)。写真を撮るためによく見るようになり、魅力にも気づくようになりました。
 そして、着物好きさんには、花好きさんが多い!ガーデニングを楽しまれる方も多いようですね。ブログつながりでは、うまこさんや、なつさんがしばしば素晴らしい花の写真をUPしてくれているので、楽しみにしています。

 もう先月のことになってしまいましたが、近所の馬場花木園に行った際、公園の名の通り、たくさんの花があって、沢山見てきました。
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 見事な牡丹に芍薬。現代では薔薇に押されて「美の象徴」として語られることは少なくなっていますが、ものを見るとなるほどと納得します。牡丹、デカっ!

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 藤棚、水仙、桜草。

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 和紙の原料、三椏(みつまた)。白くてきれいな花なんですね。真っ赤な木瓜(ぼけ)。名前は酷いけど(笑)美しいです。八重桜。花に囲まれて、何度写真を撮ったことでしょう!

 同じ着物でも、男性の着物や、昔の庶民の着物は、無地や幾何学模様が主かもしれませんが、こと女性の着物や帯は、植物を抜きには語れません。こんなに植物と関わりの深い、そしてバラエティが豊富な衣服が、世界にあるのでしょうか?
 これほど自然が、四季が豊かな国は、世界の中では珍しい方に属します。これほどの豊かな自然を「着る」という行為に織り込んだ衣服も、珍しいと思います。美しい文様を発達させた文化は数多いと思うけど、日本の場合、「絵」だものね。贅沢なものです。(文様もあるけどね!)
 捨ててはならない日本文化の重要な特徴の一つは、この「季節」「自然」への深い愛着です。この部分は、世界に誇り、子孫に受け継ぐべきものではないでしょうか。そしてそこには「着物」が密接に関わっています。和服が単なる衣服でないと何度も強調するのには、こういうこともあるのです。
 着物のイメージの中に、「癒し」や「潤い」が含まれていることは多いですけれど、おそらく日本という国土、日本という伝統が持つ「花への愛好」が大いに関係しているのでしょうね。

 着物ライフをスタートした時点では、「花が好きになる」なんていう変化が起こるとは思いもかけませんでした。世の中にこんなに花が沢山あったことも、身近にあったことも、気づきませんでした。今は「次の季節の花」をいつも心待ちにしています♪
ラベル:着物
posted by eribow at 11:39| Comment(4) | TrackBack(0) | 着物遊びの楽しみを語る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
素敵なお花の画像がいっぱいですね!読んで思わず「うんうん!」とうなずいてしまいました。
キモノ着始めて、お花や季節をいままで以上に意識するのがとっても楽しくなりました。
先取りの季節感表現のためになおさら細かく観察したり、
反対にキモノに取り入れられてる柄や模様から、それが表してる元の花の良さを初めて知ったり、再認識したり♪
Posted by carmen at 2007年05月10日 12:16
お花とのツーショット写真とても素敵よん
(*^w^*)
お洋服のときより風景にとても馴染んでい
るのは、もともと着物のもつ季節感、自然との
仲良し感があるからでしょうね。
どうしても、洋服だと「あたしの体って
こんなにかっこいい形なのよ〜」と人間の体を見せるっていう感じがあるかな〜(お洋服選びも大好きだけど
ね)
Posted by natsuki at 2007年05月11日 17:34
茶の湯で大事なのは、実は、茶花なのよ。 一口に茶花といっても、山野草から栽培種まで、日本の花は、こんなにあったのというぐらい沢山。 お茶やると、お花も覚えるし、どおかしら。
拙ブログで、体験を募集してますので、どうぞ〜♪
Posted by ぶり at 2007年05月11日 22:39
>carmenさん
ご賛同ありがとうございます♪
花の写真は撮れば撮るほどもっと撮りたくなってきました
「おいおい、着物ネタオンリーのブログにするつもりじゃなかったのか?」
と自分にツッコミ入れて、掲載も自制してきたのですが、
やっと解りました、花は着物ネタの一環だったの(笑)

>natsukiちゃん
そうですね、着物の色は「何とも言えない中間色」多いですね
写真に写ってるのは違うと思うけど、草木染などは、
どぎつくなくて、淡い渋みが入っていて、自然と馴染みます

お洋服選びも好き?実は私もです(昔と違って)

>ぶりさん
茶の湯、生け花とともに、日本の着物は発達してきたのでしょうね〜(感慨)
お茶において、「季節感」が大事とは知識として知ってましたが、
そんなに「花」の地位が高かったとは!
学校教育の「理科」「生物」の植物は、生殖と成長のオベンキョウで
風土に根付いた多様な草花を教える、という機能は果たしてないですよね(悩)
Posted by eribow at 2007年05月13日 17:27
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