2007年06月05日

八丈島オフ報告

 「ダン之助の週末和服生活」「振振毬杖の読書週末レポ」「もっと!着物遊び」共催の、一泊二日の八丈島ツアーオフに参加したので二回に分けてご報告。

ツアー集合写真.jpg 参加者は主催&パートナー(私はeribowのパートナーとして)の六名。もっと一般参加があるかなと思っていたんだけど、やっぱり一泊というのとそれなりの旅費というのがハードル高いのかな。
 でもいつかは行こうと思っていた八丈島。友人達と旅行、のノリでとても楽しめた。

 eribowとは木綿着物で行こう、という方針が出ていたものの、前日まで着ていくものには悩んだ。たまこさんに久しぶりに会えるので、仕立てていただいた大島紬着ていきたいな、とも思っていたのだ。涼しくて軽くてしわになりにくく、旅行向きなんだよね。
 しかーし、eribowは温泉はしごする気まんまんだし、レンタサイクルなんて話も出てたし、荷物はコンパクトにしたいし・・・温泉でぬれたタオルで大島にシミ、なんてトラブルは避けたい。結局、木綿の着物を着て、現地の着替えとしては浴衣を持つことにした。
 羽田空港にかっこいい大島紬姿で現れたダン之助さんを見て、ちょこっと後悔したけど、まあ、木綿着物の旅は気楽でよかったかな。

現地で浴衣.jpg 飛行機であっというまに八丈島到着。まず宿について、浴衣に着替え、みんなでお昼を食べに行き(その食事については皆さんが書いているので省略。美味しかった!)、初日はそれぞれ別行動。ぶりさん夫妻は車、ダン之助さんとたまこさんはバイク、私(無免許)とeribow(ペーパードライバー)はバス。

 しかし、このバスが2時間に1本くらいしかない。食事で盛り上がってうっかり逃してしまい、タクシーで追いかけるはめに。やれやれ。こういうパターン、なんか初めてじゃないような・・・

 なんとかバスをつかまえ、最初にeribow希望の「みはらしの湯」へ。写真は「もっと!」の方にあるので省略。山道をえんえんバスに乗っていく価値のある、気持ちいい温泉だった。
 ・・・が、私たちの乗ったバスの1本次はもう終バス。つまり、ここでのんびりすると、あとは帰るしかなくなってしまうのだ。バスはぐるぐるまわっているので、私たちの乗ったバスが同じ場所に20分後に戻る。eribowがこれに乗る! と宣言。私はちょっと弱気だったんだけど、覚悟を決めて3分で浴衣脱ぎ、10分で温泉(eribowは写真までしっかり撮る)堪能、5分で着付けして戻ってきたバスに無事乗り込む。運転手さんびっくりしてたよ。まさか温泉入って戻ってきたとは思わなかっただろうなあ。

 時間がない旅でかわいそうに、と思われたかのかどうか、バスの運転手さんはとっても親切だった。同じ場所に10分後に戻るからちょっと見てくれば、とかいっていただき、寄るのをあきらめていた温泉もちょこっと体験できた(これも「もっと!」に記事あり)。

め由工房.jpg で、そこまでして行きたかった場所は「め由工房」。もちろん黄八丈の工房だ。染めも織りもやっている唯一の工房で、いろんなところで紹介記事や紀行文を読んでいたので、私の中ではこの旅のメイン。
 いまだに島原産の植物染料だけで染め、織りも機械化せずに人の手で織っている黄八丈。せっかく来たのだからその現場をどうしても見たかったのだ。

地機.jpg 工房に近づくとトントンという機の音が聞こえてどきどき。資料館のようになっている工房を覗いたら、山下誉さんが出てきて機を織るところを見せてくださった。写真は明治時代からあるという地機(じばた)。まだ現役で織れる。布の一方を腰に固定して織る、人と布が一体化するような感じの織り方だ。もちろんこれで作品をつくっているわけではなく、デモンストレーション用なのだと思う。<写真後日追加予定>
石がつるされていて、これが下糸をいいぐあいにひっぱる。きれいに揃って打ち込まれていく糸の美しさにうっとり。

カッペタ織り.jpgこちらはさらに古くからある「カッペタ織り」の織機。複雑に模様を組んでいく様子は、はたでみていてどうなっているのか全くわからない。1日頑張って数センチの世界らしい。
カッペタ織り模様.jpg模様はこんな感じ。






工房.jpg ひととおり見学してお話を聞いてから、実際に商品をつくっている工房を覗かせてもらった。20代かな? というような感じの人もいらして、高機で一心に織っている。まさに、現在の商品・黄八丈を支えている人たちなのだろう(もちろん、黄八丈を織っているのはここだけではないけど)。
 あとで宿の方に聞いたら、東京から黄八丈を織りたいとやってくる人が結構いるのだそうだ。逆に、島の若者は東京へ出て行きたがる傾向があるそう。

黄八丈染め.jpg ほんとは染めを見たかったのだけど、ここの工房では材料が揃う夏以降しか染めはやらないという。ああ、また来なくては・・・
 これもあとで聞いた話だけど、「織り」をやる人は結構いるけど、染めは慢性的に人手不足らしい。草や木から染料を煮出して、染めては日に当てるのを繰り返す重労働だから無理もないのだろう。でも、黄八丈を支えるのは染めなのだから(すでに養蚕はしていないよう)、染めが絶えれば黄八丈も絶えるわけで・・・うーん。

海でeribow.jpg 工房にいたのは1時間くらい。終バスに遅れるとしゃれにならないので、後ろ髪引かれつつ工房を後にして宿の近くまで戻った。終バスっていっても着いたのはまだ5時くらい。ぶらぶら海辺をさんぽ、eribowはビールでご機嫌。

島の日暮れ.jpg夕食の豪華さは皆さん紹介している通り。トビウオ、初めて食べた。
おしゃべりに花が咲き、皆さんが部屋に引き上げた後もビール片手のeribowとえんえんおしゃべり。うるさくて申し訳なかったかも・・・



posted by mizuho at 22:51| Comment(13) | TrackBack(1) | 着物でオフ会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
夕飯の時間までに戻っていなかったら、携帯に連絡して、ピックアップに行こうかと言っていたら、戻ってきていたのよね。バス、大変だったのね。
以前にコメントしたかどうか忘れたけど、↓草木染め、布地の種類や媒染剤の違いが分るページ。
http://www.geocities.jp/opotyopure29/chika/index.htm
「色の見本」の「たまねぎ」を見ると、
http://www.geocities.jp/opotyopure29/chika/sub3_8_tamanegi.htm
Posted by ぶり at 2007年06月06日 07:12
とても素敵な旅でしたね。織元を訪ねて現場を見て、聴いて、触れてなんていう体験は着物好きにはたまりませんね。たくさんの自然があって、温泉に入れて、おいしい料理がついていたら最高に贅沢な旅ですね。またゆっくりお話聞きたいです〜。

いつか本場大島紬の里を訪ねるオフがあったら、是非参加したいです!その時はmizuhoさん一緒に大島着ましょう。
Posted by ひろみ at 2007年06月06日 10:24
大島オフがもしもあれば私もいくかも?なんちゃって!読谷とか沖縄にキモノ目的でいってみたいわ♪
mizuho-san,いつか(大島)「紬」オフしましょ!!
Posted by carmen at 2007年06月06日 17:50
この時期に、羽田空港引き返しや、
着陸復行せずに八丈島空港に到着できて
良かったですね。
下手すると、逆に羽田からの便が降りれなくて、
折り返しの羽田便が欠航になるもの
ザラの空港ですからね。

という私も昨年末広島空港が霧のため
ダイバードで福岡空港に連れて行かれたのを
思い出しました(^^)
Posted by S君 at 2007年06月06日 22:23
皆様こんばんは、コメントありがとうございます!

>ぶりさん
本当にお世話になりました!
また楽しいページを・・・
家で実験始めそうです。

>ひろみさん
今度またゆっくり。実はビデオもしっかり撮っていたりします。本場大島紬の里、一緒に行きましょう。もうすっかり行くつもりです(笑)。鹿児島にするか島にするか・・・

>carmenさん
沖縄もいいですよね〜紬オフ、ぜひぜひ。

>S君(さん、というのも変ですね)
実は帰り、ちょっと危なかったです。なかなか降りられなかったようで。無事飛んでくれてほっとしました。台風シーズンでもないし・・・と油断してましたがよくあることなんですね。
Posted by mizuho at 2007年06月07日 00:39
さわやかな八丈島の風景ですね(^^)
mizuhoさんもeribowさんも、着物姿が絵になる☆
機織り、興味があるので、工房の写真に釘付けになってしまいました!心地よい音が聞こえてきそうです(^_^)
染めは、人手不足なんですか〜(´・д・`) 何とか、受け継いでいってほしいですね。
Posted by ひつじ at 2007年06月07日 09:07
ひつじさんこんばんは!

工房のことしか考えてなかったので、景色は実は全然期待してなくて。なので、景色を楽しめたのは予想外でした。オフシーズンであまり人がいなかったのもよかったかも!
染め、やっぱり大変みたいです。見てないので実感としてはわからないのですが・・・
Posted by mizuho at 2007年06月07日 21:27
お着物での旅行楽しそうですね☆
やはり運転免許は必要なのですね?
私もペーパーだから自信ないけど、
障害物がない八丈なら車に乗ってみたい
なって思ったりするかも・・・・。

機織り工房ここって有名かも?
以前、友人もここに訪れたということ
言っていましたよ。
Posted by LUNA at 2007年06月08日 11:20
LUNAさんこんばんは!
コメントありがとうございます。
(これ、どっちか削除した方がいいのかな?)

運転免許はね、あるといいですね〜。
私は一生車は運転しないと決めてるんですが、こういうところだとやっぱり不便。
バスとタクシーでもなんとかなりますけどね。

機織り体験した「やました」も有名です。というか、もともとここに行くのが目的みたいなツアーだったんですよね。八丈島で機織り体験できるのはここだけみたいです。
Posted by mizuho at 2007年06月08日 22:30
あっ、ごめんなさい。
すきな方消していいですw。
最初に書いた方がエラーが出ちゃって、
再度書き込みしていたら、前のが残って
いたんで驚きましたw。
Posted by LUNA at 2007年06月08日 23:38
はい、ひとつ消しました>LUNAさん
そうなんです〜エラー出てるからもう一回おしたらダブルポストになるって、実は私もよくやってます(自分のブログだから削除しちゃうけど)。
理由は謎です。困るよねえ〜。
Posted by mizuho at 2007年06月09日 00:32
再び・・・ええなぁ〜。
黄八丈は持っているけれど、作られている課程を実際に見たことがない!
いつかは着物や帯を作られている現場を見学に行きたいな〜とは思っていましたが。
私も誰か、連れて行ってほしぃ〜。
大島とか、結城とか。。←欲張り(;´Д`)
Posted by 青め猫 at 2007年06月09日 12:17
青め猫さんこんばんは。
黄八丈持ってるんですか? それはすばらしい。
私はまだちょっと手が出ないです。
工房、探せば結構見学OKのところあるみたいですよ。お近くにも何かあるかも。
Posted by mizuho at 2007年06月09日 22:29
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Excerpt: 八丈島温泉八丈島温泉(はちじょうじまおんせん)は、東京都八丈支庁管内八丈町、八丈島にある温泉の総称。主に観光ガイドなどで用いられている名称である。各温泉を湯巡りできる、一日入浴券も存在する。.wiki..
Weblog: 温泉街へ行こう!
Tracked: 2007-10-01 13:43
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