2007年07月14日

着物リサイクルへ着物で

 横浜市に活動拠点のある市民ボランティア団体ファイバー・リサイクル・ネットワーク(FRN)の活動に参加するため、事務局で開催された学習会へ出席してきました。
 古着や古布を回収し、再生したり再利用したりすることを通して、無駄の少ない、モノを大切にする社会を作ろう、という志から、もう17年も活動している団体だそうです。学習会といっても難しいことはなく、今までの活動を紹介し、どのようなことをこれからやっていくか、という簡単な説明があっただけで、「顔合わせ」の色彩の強い短時間の集まりでした。スタッフの方数人と新規の方10人ほどです。
 事務所の壁には、何枚も表彰状が飾られていました。長年の活動の積み重ねにちょっと感動。

FRNoffice.JPG リサイクル着物フェアで活動されている方々とお話した際に、どうも「着物を着物としてそのまま利用する」という発想が薄い(=洋服にリメイクしたり小物を作ったりする方向がメイン)ということに気づいたので、着物を着て行って「そのまま着たい人もいるんですよ」と体でアピール(鼻息)。新規の参加者の方とちょっとお喋りもしましたが「いいわねー私も着られればねえ」とあまり気がなさそうに(^^; 言われたので、年配でも結構皆着られないんだなあとか、そもそも和服を着ることに興味は薄いんだなあ、といういことは再確認しました。
 もともと「着物」に焦点があったわけではなく、回収する中に着物も沢山あって、何とかゴミにせず生かそうとしているということのようです。着物は、そのまま海外に輸出して古着として再利用することも、ウエス(汚れ拭き用のボロ布)としての利用も、再加工して繊維にすることもできない、扱いが難しい「困ったちゃん」だった模様です。
 「ほしい人はいるのに、何でもっと大々的に販売をしないのかな?」とずっと不思議に思っていたのですが、現在のようなリサイクル着物のチェーン店が勃興するよりもはるか以前から活動していたため、そもそもそういう発想がなかったようです。

FRNoffice 003.jpg 「事務所」と「倉庫」には、古着がギッシリでした。宝の山‥と言いたいところですが、やはり「いい着物」はほとんどないようです。やっぱり「普段着物」を着る人が増えないと、こういう着物たちはゴミになっていくばかりなのだろうなあと悲しくなりました。
 でも、一部には、レアものの銘仙も!男物やはいろいろ面白いものも沢山ありました。なんとか、(お金かけない)着物好きさんたちに繋げたいなー!
posted by eribow at 09:20| Comment(7) | TrackBack(0) | 着物でお出かけ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
そうだね〜子ども服リサイクルだと、何かに加工するんじゃなくって、サイズのあう子に「そのまま」着てもらうっていうのが普通なのにね。大人の着物→いい部分をとって子どもの普段の着物ってできてた時は「着る物」として長く活用
できていたんだろうけど・・・

沢山あるのはうれしいけど、かえって選ぶの目移りするよね。
いつも紹介してくれてる「おうちフリマ」規模がとっても楽しそう☆毎回楽しみにしてじっくり読んでます♪
Posted by natsuki at 2007年07月14日 09:53
あそこの人達は本当に布が好きなんでしょうね。
着物もあくまで布にしか見えていない感じでしたものね(^^ゞ
着るのは無理な着物を再利用するのはもちろんすばらしい事ですが、まだまだ着られる着物は、着物としてまっとうさせてあげたいですね。
その大量の着物をどこかのリサイクルショップが買い上げるルートとか作る気ないのですかね?
そうすれば着たい人に回ると思うのですが・・・。
Posted by kemi at 2007年07月15日 10:33
もっと不思議な事に着ないのに買う着物好きがいるんですよ。買うこと、買ってる自分に酔ってる?のか呉服屋との付き合いをしている自分がステイタスなのか。まあ自由だけど。またその地味な自分サイズの着物が娘にもお嫁さんにもきてもらえず、タンスの肥やしになって行くんでしょう。買わないよりいいのかな?(笑)着物業界発展させるには新品も買わなきゃ今の織り元さんや染めもの屋さんも消えていってしまう事も考えなければ。。。リサイクルとは別の話しですいません。
Posted by erineko at 2007年07月15日 13:43
着物の生地は、仕立換えを繰り返し、良いとこだけとって子供用にしたり、さらに布団皮にしたりと延々と再利用されていくものでした。
私のお宮参りの着物なんて、中学生位の頃には、裾除けになっていました。
私が子供の頃着ていたウールの黄八丈柄のは、お姫さん用に祖母がはんてんに仕立て直して。

今は、そんな風に使いまわしてなんかいきませんものね。

「着られないわ」という人は、礼装的着物を想定しているんじゃないでしょうか。普段着に楽に着るのは決して大変なことじゃないもの。
みんな「裕福」になっちゃったのか、繊維製品が安くなったからか、親のお古や他人様のお古なんか着なくても済むようになっちゃいましたしね。
Posted by 優妃讃良 at 2007年07月15日 17:24
着物の古着を着るっていうのがあまり一般に浸透してないのでしょうか。
洋服の古着は当たり前にショップがありますけど、着物って親から譲られるイメージのが強いかも?!

私は17年くらい前に、たまたま骨董屋の前を通って、着物の古着が売ってることを知りました。行李にボサっと入っていて、一枚千円。買いました。
Posted by まり at 2007年07月18日 02:11
お返事遅くなり失礼いたしましたm(__)m
「服」と「素材」では、大きさが全然違う
「素材」なら、「服」を作成する時に出るハギレで十分で、
「服」を「素材」にしてしまうなんて、量的に勿体無い!
本来なら例外中の例外であってほしいです(><;

>natsukiさん
そっか、子供服もリサイクルはなかなか進んでますよね〜

おうちフリマ、オフ会、ぜひぜひご注目下さいね(-_☆

>kemiさん
「手作り」がとても楽しそうでした♪
私は着る方がスキですA(^^;

>その大量の着物をどこかのリサイクルショップが買い上げるルートとか作る気ないのですかね?
リサイクルショップでは引き取ってくれない「対象外」も多いですし、
二束三文で買い上げられるよりは、自分達で販売した方がましなのかもしれません
でも、処理しきれなくなったら、売ってもいいのでしょうね???

>erinekoさん
>着ないのに買う着物好きがいる
という話は、他でも聞いたことがあります
買いたいのに買えない私からしたらなんて贅沢かしら(^^#
と思う一方、どこへ着ていこう、誰と出かけよう、と考えるからこそ
お買い物も品物選びも楽しみ倍増なのであって、
着ない方は買い物の半分しか楽しめてなくてお気の毒‥という気もします
着物業界を支えて下さっているのですから、感謝ですね(笑)

>優妃讃良さん
本来、和服は作成途上で無駄が出ず、延々と最後まで着潰せる、
どんな衣服よりもリサイクル型の衣服であったのに、
現在一番の困ったちゃんになってしまっているというのは悲しい皮肉です

しかし、
>普段着に楽に着るのは決して大変なことじゃないもの。
には意義あり(^^;
それは、もう慣れに慣れた優妃讃良さんだからこそ!
「私も着られればねえ」とつぶやくおば様方の目の中には、
どうあっても着られないご事情が察せられます
現に、「ちょっとしたお出かけ(デートなど)に着たい」だった若かりし頃の私も
普段着物さえ着られないことに悩み苦しんでいましたし、
「浴衣の着付けがどうしてもできなくて、美容院に駆け込んだ」
人の話もきいています(驚)
そもそも、最初は「構造が分からない」です(特に帯結び)
また、「崩す(=楽に着る)」のは実は基本が分かってからなので、
初心者には逆に心理的ハードル高いのです

和服をリメイクした洋服を何人も着てらっしゃいました
それはそれで素敵だったんですけどね〜

>まりさん
私たち「リサイクル着物新世代」(=ここ5年くらいの間に勃興)
以外の方には、まだ多少認知度は低い気がします
でも、リサイクル着物フェアを開催して、買いに来る人の数、熱気を
直に見ていらっしゃるから、もう少しは知っているのでしょうね??

17年前に古着をゲットされていたなんて、超早い!
私は骨董にも古着にも興味がなかったため、出会いがありませんでした(悲)
あ、でも、もし昔にそういう場で見かけていても、
どうやって選んだらいいか、買ってその後生かせるか、
自信がなくて、手を出せなかった気もします
着物専門のリサイクルショップが誕生して、比べて選んだり、
お店の人に相談できるようになったからこそなのかも‥
Posted by eribow at 2007年07月18日 14:57
そう、着物の最大の問題は

「心理的にハードルが高い」

ことなのよね。
親から子に連綿と伝えられている場合は、「敷居」程度でしかないものが、自力で手引きなし状態からとなると、雲を衝くような大壁に見えるもの。
今の現状は、着物というものを親から子に伝えるということがすたれてしまったのが最大原因だと思います。
オバ様世代あたりから、そういう状況にあります。

私は祖母や母から教わったのだし、私は娘に伝えました。娘はジャージとならんで着物を愛用しています。

ホント、問題だよね。
Posted by 優妃讃良 at 2007年07月19日 10:57
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