2007年09月19日

幸田文の『きもの』やっと読んだ

 ついに読みましたよー。
 タイトルが着物ずばりそのものだし、幸田文といえば着物好きの間では名前が挙がるし、すでにmizuhoも言及しているし、着物病患者やっていればいずれは読む運命よね〜。

 予想に反してというか、期待しすぎだったというか、別に「着物のお話」ではなく、家族を中心とした人間関係の物語でありました(^^;  いや、着物の描写が微に入り細を穿ち繰り広げられてると思ったからさー(笑)。あるいは林真理子の着物本(あれはエッセイか)のように、怨念?執念?にも似た着物話かと思って。
 でも、考えてみれば、当時の感性では、私が今抱いているような特殊な憧憬ではなく日常のものだったわけよね。すごく素敵で大事なもの、になるのは、逆に「失われて」からなのではないだろうか。まあ、そうはいっても、当時だからこそ「晴れ着」のインパクトは強かったようですし、日常着への「こだわり」もありましたが。

 いろいろな着物「常識」が面白く、目を皿のようにして、当時(明治〜大正時代)の衣装風俗観察いたしました。今よりずっとゆるやかだったろうと思われることも、今以上にずっとうるさかったことも、交じり合っているようでした。
 着物に対する感性だけでなく、人生そのものに対する感性も、もちろん現代とは違っていて、そういったところを併せて観察するのも面白かった。

 ツッコミ所満載なので、何話かに分けて、気になったネタを書いて行こうと思います♪

 震災忌 焼けし明治の 布(きれ)思ふ 〜衿女
posted by eribow at 18:07| Comment(2) | TrackBack(0) | おすすめの本・映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いつも楽しく拝見しております。着物は日本人の特権と思ってます。

幸田文の「着物」もいいんですが、娘さんの青木玉さんの「幸田文の箪笥の引出し」だったかな、幸田女史の着物好きがよくわかりますよ。いろんなお着物が紹介されていて、写真もあるし、昭和の着物文化がよくわかります。読んでみてください!
Posted by みんみん at 2007年09月26日 11:05
>みんみんさん
青木玉さんの著書、チェックに入ってますよ!(鼻息)
写真付きの昭和の着物文化!弱いんだナーそゆのF(^^;
これから読むのが楽しみです 読んだらご報告します♪
Posted by eribow at 2007年09月28日 11:05
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