2005年10月21日

母の喪服を譲り受ける

 くれくれおねだりして、実家から喪服送ってもらいました。母は身体が悪い(車椅子です)ので、もう着物は着ないのです。

喪服 入手経路:実家
 値段:0円

 袷ですが、つるつるしてなんだか薄手です。生地に詳しくないんだけど、これは何だろう?
 しつけついてません。でも、母が喪服を着た記憶はありません。いつ何で着たんだろう???

喪羽織 入手経路:実家
 値段:0円

 大柄な菊の地模様がけっこうステキ。羽織があるってことは、冬バージョンなのかしら?

喪帯 入手経路:実家
 値段:0円

 流水模様。しかし、なんだか絽のような?帯芯ついているから、冬物なのかしら?さっぱり季節感が分からない(悩)。

 小物が何にもないですね。呉服屋でリサーチしたら、帯揚げ、帯締め、草履、バッグと、喪専用のものが沢山あるのですね。喪服本体だけ持っていても使えない、ってことは、揃えなくっちゃね。
 帯枕や帯板まで喪用があります。そんな見えない所まで喪用って必要なのかしら?(悩)

 夫の両親、私の両親、夫の祖母(明治生まれ)、私の祖母(大正生まれ)、直近で6人も老人が健在、叔父叔母もどっさり(苦笑)生きていますので、喪服の出番も今後いっぱいありそうです。
 2人の祖母は、あちこちガタがきてるとはいえ、寝たきりなわけでもなく、頭もボケておらず、90代だというのに驚くべき元気な老人です。同級生でも父母を亡くす人がボチボチ出てきている今日この頃、4人の親が、命に関わる病もなく全員息災だというのもすごい。

 喪服をいつ誂えるか?というと、「お嫁入りの際に」というのが1つの回答だそう。危篤になって慌てて誂えるのも不謹慎なので、まだ亡くなりそうもない元気な時に用意してしまうのが次善な気がします。
 「喪をしまい込む」という言葉があるそうです。喪服が「必要になるかもしれないから」作るのではなく、喪服を用意することが「喪服を必要としなくて済むように」というおまじない?になるという考え方だそうです。とても奥床しい発想ですね。
posted by eribow at 20:39| Comment(3) | TrackBack(1) | eribowの箪笥 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
着物が受け継がれる・・・。
いいですね!!
私は、喪服まだ、もっていません。
でも、「喪をしまい込む」ということ、とても勉強になりました。私も、用意しておかなきゃなぁと思います。
ご両親90代ですか!すごいお元気でなによりですね☆


Posted by 着物美人への道ことJJ at 2005年10月23日 20:02
はじめまして。きくちいまさんのhpから、遊びにきました。いつも楽しく拝見してます。

「つるつるして薄手」のきものですが、多分『羽二重(はぶたえ)』だと思います。薄手の平織の絹で、関西が喪服は縮緬なのに対して、関東は羽二重で作ったそうです。
遠い昔、卒業式に「五ツ紋付に袴で出席するから、黒紋付貸して♪」と母に頼んでおきながら、出てきた羽二重のきものを見て「こんな光ってるのやだ!」と、断った我侭娘です。

何故か私の縁故のお葬式は全て夏なので、親戚の袷の喪服を見る機会が無く、ここまできました。
でも、地元栃木の呉服屋さんでは普通に縮緬を薦められました。最近は気にする人も少ないのだ、というお話でした。

お祖母様、お元気だそうで、何よりです。私の祖父母は既に全滅なので。せめて残りの伯父伯母父母が元気に居られるように、より厳重に喪服を「しまい込む」事にします^^
Posted by なまづ at 2005年10月24日 18:56
こんにちは、JJさん、なまづさん。コメントありがとうございます!

>JJさん
「喪をしまい込む」という言葉を初めてきいたとき、素敵だな〜と感じました。「和の心」の1つに触れたような気がします。

>なまづさん
こちらでは初めまして。
読みに来て下さって、ありがとうございます〜(感涙)。

 羽二重ですか!名前は知っていますが、どんなものかは知りませんでした。男性の礼服とかに用いられる生地ですよね?もっと重々しいものをイメージしていました。

 関東大震災の経験者が2人も身近にいるというのは驚きです。
 地震当時、新潟にいた義祖母は木登りをしているところで、千葉にいた祖母は庭でオシッコしていた(昔はおおらかなものだったのよ、とは祖母の弁)ところだったそうです。少女だったんだなあということと、その時代の雰囲気が伝わってくるようなエピソードです。
 もちろん、皆着物ですよね!
Posted by eribow at 2005年10月25日 16:25
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黒羽二重の喪服
Excerpt: 着付けランクアップ(のはず)講座で、実家から送ってもらった喪服の着付け練習&チェック。付け替えるのが面倒だったので、柄たっぷりの色襟なのはご愛嬌。(笑) 紋が入っているので、背中心をキッチリ合..
Weblog: eribow & mizuhoの お金かけずに着物遊び
Tracked: 2005-11-17 16:04
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