2006年04月25日

残り香の楽しみ

 久しぶりにお香ネタ。
 6回のお香作り教室以来、ちょこちょこ香を薫くようになった。薫くのは寝室兼持ち帰り仕事部屋。このブログを書いているPCもそこにある。

 お香作りキットも買ったので、子どもと一緒に家でお香作りもしてみた。これが結構楽しい。粘土遊びの楽しみプラス、香りを合わせていく楽しみ。子どももはまる。
 天然原料を使った香は、だんだん熟成されるので、薫くたびに香りが変わるのも面白い。たまに火を強くつけすぎて焦げ臭くなったりするけど。

 で、最近、帰宅して寝室のドアをあけると、残り香が感じられるようになった。これがまた、ほんのりいい気分になる。
 お香は香水と違い、ラストノートばかりで残香性が高い。だから出がけに身体につけるのでなく、前もって着物や持ち物に「薫き染める」という使い方をするのだろう。うちの場合は部屋が狭いので、部屋に薫き染めた状態になっているわけね。

 しばらく名刺入れに匂い袋を入れておいたので、最近名刺がふわっと香る。鼻を近づけないとわからない程度なので、あまり気づいてもらえないけど、自分は楽しい。これも残り香の楽しみ、かな。


posted by mizuho at 22:43| Comment(3) | TrackBack(0) | 着物つれづれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月21日

紬って何?

 「布」や「生地」の話が楽しくてたまらない今日この頃ですが、ふと思い出した。1年前の今頃は、着物の素材のことなんか、ほとんど知らなかったのよね。わずか1年ばかりで長足の進歩。感慨深いものがあります。
 と、同時に、右も左も分からなかったあの頃の気持ちをまだ忘れたくないな!あと10年もしたら流石に「知識が新鮮〜♪」なんてぶりっ子っぽくなってしまうだろうから(笑)今のうち今のうち。

 大島紬がナンタラ、なんて偉そうに書いてしまったけど、1年前は大体において「紬って何?」っていうレベルだったのよね。いや、それどころか、ツムギって読めたかどうだかもあやしい(汗)。オオシマジクとかさ。<それは軸(爆)
 着物界の常識として、礼装VS.普段着、あるいはやわらかものVS.かたものという区別があるということが次第に分かってきた。その間にあるふかーい溝は、洋服のセンスではちょっと理解しにくい。浴衣と浴衣以外の着物の区別すらついていなかった私にとっては、新鮮な知識でした。そして、普段着の代表格、かたものが紬、ということが分かってきた。
 袖の長さだけで分かる振袖、名前の通りの色無地(笑)、などと違って、紬と非・紬の区別は、当初謎に満ちたものでした。模様が違うのかしらん?傾向が違うようではあるけど、決定打ではなさそうです。硬さが違うのよね?しかし、着物自体着慣れていない身にとっては、着物は全てやわらかいような気がします。

 そこで、研究熱心なeriの探索活動が開始されたですよ。高級呉服屋やら展示会やら、勿論リサイクルショップでも、生地スリスリお触りはお約束です。そんな熱心な1年を過ごしてきました。
 着物着なくても、着物買わなくても、まずはこの段階だけでも十分「着物遊び」として楽しいのよね♪
 そして、初心者にとって分からないものほど、分かったときの嬉しさはひとしお。なんだかツウになったようではないですか(笑)。つい、知ったような口をききたくてたまらなくなっちゃうわ(鼻息)。

 と言っても、まだまだスリスリ中。まだ産地もほとんど分からないし、紬って何?の研究は続きます♪
posted by eribow at 20:23| Comment(5) | TrackBack(0) | 着物つれづれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月13日

着物デビューを阻む壁

 初心者のどたばたを面白おかしく書いている私のブログですが、お陰で身の回りに着物に興味を持つ人が増えました。「着物っていいね〜、でもデビューできない(>_<;」という声を聞くこともしばしば。
 最近は書き込みして下さった、江戸雪丸さんやたくうさぎさんが「着物ライフ、デビュー前夜」のよう。ご近所友達ふじさんも、昨年の今頃は「私なんて〜無理無理」と大騒ぎしてたし。

 明らかに、着物ライフの前にはがあるのよね。着物を持ってないとか、着られないとか、反対されたとか‥。でも、「無理だ」「大変だ」「恥ずかしい」という思いが、実は一番大きな壁なのかも。

 その壁を越える、一番の原動力は、着物ライフの楽しさを知ることじゃないかと思っています。着物を着ると、気づかなかったことが見えたり、思いもかけない新しい行動を起こしてみたり、自分の違う面を発見したり‥成長や変化が巻き起こるもの。それは、頭の固くなりがちな成人にとっては、貴重なチャンスなのです。
 どんなことも論より証拠。私自身が着物遊びのタマラナイ愉楽を語るのが、一番だよね!
posted by eribow at 22:50| Comment(8) | TrackBack(0) | 着物つれづれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月18日

帯=ネクタイの法則

 かねてから「女性の着物の帯と男性のスーツのネクタイは、ファッション上の機能が似ている」と思っています。面積は少ないながら、全体の印象を決定づける服装の要なのよね。というわけで、再度ネクタイネタ。

パパ誕生日ネクタイ 先週日曜、だんなの誕生日をうちで祝いました。息子Rは、なんとお小遣いでパパにネクタイをプレゼントしたですよ(@_@; 一緒に買いに行って、945円のコーナー(笑)に案内してその中から選ばせたのですが、山ほどある中からすっと「これ」と選んだ一品。彼が生まれて初めて選んだネクタイです。いかがでしょう?
 息子Rは、美術はいまいち苦手の私(見るのは好きなのですが‥)に似ず、ちょっと不思議な美的センスを持ち合わせています。彼の描く絵は、いつも私には思いつかないような色彩なの。「うーん、似合うのかなあ???」と思ったけど、彼を信頼して黙ってました。

 何だか私も帯がほしくなってきました(笑)。来月の私の誕生日には、骨董市で945円の帯を選んでもらおうかな♪
posted by eribow at 23:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 着物つれづれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月16日

着付教室の料金

 最近身近な人から「実は私も若い頃着付け習ったことがあってね、1年で36万したよー。」と聞いた。月に割ると3万。
 ヌマヤの着付教室の先生は、そのお仕事に至るまでに72万かかってると仰っていた。一般的な教室って、そんなものなのかなー?

 生協・生活クラブ主催の各種カルチャー教室の中にも、着付け教室を見つけた。いくつかコースあるけど、月2〜3回、1回1時間半〜2時間、月謝3,500〜4,000円。これも、お手頃カルチャー教室相場なのかな?

 私は、たびたび書いているしリンクにも入れている日本和装の無料着付教室でほぼ全て学んだ。説明会や勉強会、発表会も含め全15回、4ヶ月。ミニマムだけど、私にとっては十分だった。いろんなことも言われているが、私個人は日本和装のお陰で着物が着られるようになったので、足を向けて寝られないくらい恩を感じている。
 無料のデメリットの一つは、「タダだからいいや」とつい自分に甘くなって続かなくなること。お金かけたゆえに身につくって、着付けに限らず言えるでありましょう。でも、幸いに私はやり遂げた。というか、おそらく生徒が続くかどうかは先生の「成績」に結びつくと思われ(苦笑)、必死になってやる気を続かせるようにして下さっていたような気がしている。だから、やっぱり恩義を感じるのです。

 お金をかけてしっかり身につける、資格を取って仕事にする人もいるでしょう。母親から教わったり、本やDVDで自学自習で、それなりに身についている人もいる。一番残念なのは、せっかくお金をかけて、「昔習ったけど、今は着れないわ〜」というケースですよね。
 私は無料教室で着物ライフを手に入れることができました。なので、私の立場は無料教室派(笑)です。
posted by eribow at 23:56| Comment(3) | TrackBack(0) | 着物つれづれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月15日

着物の似合う職業(女性版)

 「オフタイムは着物」とはなかなかならない私、「オンタイム」、すなわち仕事着が着物の職業って何だろう?とふと考えてみた。

 和の飲食店
 学生時代、友人が広尾の高級和菓子屋さんでバイトしてて、制服が着物だった。一度遊びに行ったことがあるけど、もうクラクラするほど素敵だった。
 昨年末の町内会の忘年会のふぐ料理屋さんも一部の店員さんは和服だった。ポリだったのをさりげなくチェーック!(笑)

 王道だけど、呉服屋さん。着物が着れて、着物の勉強にもなりそうなので、「アルバイト募集中」の張り紙に惹かれて某リサイクル着物屋さんの面接に行ってみた。落とされた(涙)。

 酒屋さんなど、商店街の小さな小売店。ブログお友達Fujipiさんが着物のイメージとして「帳簿つけたり、店先を掃いたりして、店番」なんてのを挙げてくれたことがありました。
 書き込みをして下さったまゆこさんは、まさに酒屋の店番なんだとか。飲みたい‥じゃなくって(笑)、ステキ!銘仙に半幅、なんて、普段着コーディネートばりばり似合いそうですねえ。

 銀座のクラブのママ。ある意味、現在の着物イメージの中核かもね(苦笑)。
 夜のTV番組で、銀座ママのドキュメンタリーものがやっていたのを漫然と見ていたら、やはり着物率高かった。しかも、今ならよく分かるけど、いーいお着物着てるのね(^^; 白っぽい訪問着に金糸ギッシリの袋帯。素敵だとは思うけど、それが着物の魅力の全てじゃないと知っている今、こういうイメージばかり表に出てくるのはちょっと残念な気がする。

 演歌歌手。でもこれも特殊だなぁ。よく見ると、ほぼ必ず伊達襟つき。一般人なら成人式か結婚披露宴レベルでしかありえないよね。中年以上でも振袖だったり。ラメラメの髪型だったり。いくら仕事着とはいえ、ちょっと気恥ずかしいなあ。

 割烹料理屋の女将さん。その名の通り、割烹着が仕事着よね。男女とも、ロマンを感じる人多しとみた!私は給食のイメージの方が強いのですが‥(苦笑)。

 お茶の先生、お花の先生、着付けの先生。この辺は、着物を着てるだけでそう思われる筆頭格かな。そのような職業には決して就かなそうな自分なので、頭の中でオミットしてるような気がする。

 旅館の女将。ある種憧れの着物姿です。何でだろう、元祖「働く女」っていうイメージがかっこいいのかなぁ?凛としててね。
 元着物道楽で、波乱の人生の末、ホテル業界で花開いた女性の体験談、『人生はやり直せる』の著者、森川郁さん魅力的だなあと思います。

 文筆業で着物が普段着っていう方はいそうよね。作家の栗本薫さんは着物が普段着だそう。新聞のコラムにこなれた着物姿で出ていらしたのを見て、惚れ惚れしてしまいました。

 そうだ、ラッピングコーディネーターのふじさんを忘れてはいけないわね。和のラッピング・折形講師でもあり、めっちゃ着物が似合うと強力プッシュしたところ、ぐんぐんと着物姿成長中です。こういう専門職の方にこそ、着物を着てほしいわ〜。

 今思いついたのはこの辺かしら。私の憧れに一番近いのは、飲食店系?(^^; 着物好きの皆さんには、それぞれの憧れがあるのでしょうね!
posted by eribow at 22:35| Comment(6) | TrackBack(0) | 着物つれづれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

大島・椿油をめぐる旅 その3

明日、とか振っておいて、また時間がたってしまった・・・
とりあえず、椿油ネタの締めを。

椿の実.jpgこれが椿の実。椿油の原料。これはヤブツバキの実だけど、大量生産しているところは、中国あたりから山茶花の実をまとめて輸入してつくることが多いそう。山茶花も椿の仲間なので、「椿油」と言っても嘘ではない。けど、質は落ちるという。
椿油1リットル絞るのに、だいたい3キロの実が必要だそうだ。大島全体のヤブツバキの実を集めても、そんなに大量生産はできない。

油を絞る.jpg今回お邪魔したのは「高田製油所」。創業80年、二代目のおじいちゃん、三代目のお父さん、四代目の息子さん、という三世代で昔ながらの椿油づくりを続けている。ヤブツバキの実だけを使い、長年使い込んだ機械で砕き、蒸して絞って濾過する。作業に入る前に、おじいちゃんとおばあちゃんが椿の実を手で選別し、悪い実は取り除く。工場というより、道具を使って人がつくっている、という感じだ。椿の実は一度に750キロ使う。これを運ぶだけで結構な重労働。いまどき、こんな感じで椿油をつくっているのはここくらいだという。薬品に反応させて油をとる方法もあり、そちらのほうが簡単なんだそうだ。でも、昔ながらのやり方の方が純度が高い。まさに、まじりっけなしの椿油100%。色もきれいな黄金色。

椿油.jpgこれが商品(直売している。ネットで通信販売もしている)。ちなみに「大島椿油」という名前は、他の会社(大島ではない)に商標登録されてしまって使えないんだそうだ。レトロなビンがかわいいのだが、容器はリニューアルされていて、もっと洗練されたデザインに入れ替え中。でも私はこちらが好きなので、今のうちに、と買ってきた。

椿油は髪に使うイメージだったけど、スキンケアにも料理にもいいそうだ。椿油はオレイン酸がとても多く(約90%)、とても酸化しにくい。大島から帰ってから、髪だけでなく顔やひじ・かかとにも使うようになった。椿油だけで全身のスキンケアができてしまうのって、かなり便利。余ったら最後は髪にすりこむ。油の割にべたべた感はあまり続かない。しっとりしみこむ感じ。

昔の椿油.jpg30年前のものだという椿油をみせてもらったけど、全然変色していないし、品質も全く落ちていないという。すごい。
揚げ物に使うとすごくさっぱりしていて胃もたれしない。揚げ物は苦手になったお年寄りが、椿油で揚げたものは食べられたりするんだって。ご馳走してもらった豚カツがあまりにおいしくて、ついでっかい缶入りも買ってしまった。私は揚げ物苦手なんだけど、椿油使うとほんとにもたれない。問題はかなり高くつくということなんだけど・・・酸化しないから、継ぎ足しつつずーっと使えるし、まいっか。つくっているところをみたら、適正価格って感じがするしなあ。

そんなわけで、すっかり椿油ファンになって帰ってきた私。高田精油所のHPは今リニューアル中なので、再開したらリンクにも入れる予定。

<eribowのコメント>
何かに似てると思ったら、私の大好きな「白百合」という泡盛を作っている石垣島の池原酒造所とそっくりだよ(笑)。家族経営の小さな製造所の手作り、いいねえ(しみじみ)。
posted by mizuho at 21:47| Comment(0) | TrackBack(1) | 着物つれづれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月09日

大島・椿油をめぐる旅 その2

油の話に行くつもりだったけど、椿ネタでもう少し。

たくさんの椿.jpgそう、椿って種類がこんなに多いとは知らなかった。
大島公園椿園には、その時期に公園でみられる椿の切花が展示してある。椿というより薔薇か牡丹みたいに見える花もあった。園芸種として品種改良されているだけあって、八重だったり花びらに模様が入っていたり、華やかなのが多いのだけど、私はもともとのヤブツバキが一番好きだ。シンプルだけど品があると思う。色は真紅からピンクっぽいのまでいろいろあるんだけど、どれもいい色。


源氏ゆかりの名前.jpgひとつひとつ見ていったら、源氏物語ゆかりの名前も発見。なんでこんな名前になっているのかは不明だけど。

あんこさん.jpgところで、大島の着物といえば「あんこさん」。まあ、これはすでにステージ衣装という感じだけど・・・庶民の作業着っぽいなあ、と思っていたら、袖が案外短くて丸くなっていることを発見。ちゃんと写真取れなかったけど、これで雰囲気はわかるかな? 祭の会場では無料でコスプレ(?)できるんだけど、今回はそんな余裕はなし。ちょっと着てみたかったかも・・・

そんなわけで(?)本命の椿油話はまた明日。

あんこ娘で踊る<eribowのコメント>

おおっ、椿祭会場で、まさに無料でコスプレしてきたですよ(笑)。探したら2年前の写真発見した。対丈の浴衣&前掛けって感じですね。下に洋服着たままです。
相変わらず、ノリノリで踊っている私です(笑)。子供たちには冷たい目で見られました。(;_;)
posted by mizuho at 23:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 着物つれづれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月08日

大島・椿油をめぐる旅 その1

ひょんなことで、大島に行って来た。eriが椿油ネタを書いた時には、そんな展開になるとは想像もしてなかったんだけど。ちなみに私も椿油ユーザー。結構長いと思う。髪を切ってからはスタイリング剤も使わなくなり、椿油だけでなんとかしている。

椿の花.jpg大島は椿の季節。椿祭も開催中。とはいっても、「祭り」をイメージしていくと拍子抜けするくらいあっさりしていたりする。昼にステージでちょっとしたショーがあったり、夜になるとあんこさん(娘さんのこと・・・だが、かなり平均年齢の高い「娘さん」だった)が踊るくらいだ。今年の椿は、椿祭りメイン会場付近(大島公園など)の咲きはいまひとつらしい。


椿の木.jpg
ただ、島には「咲きのいいポイント」がいくつかある。満開の椿を求めて移動。椿は桜と違って、「満開」がはっきりあるわけでもない。葉もつやつやしていて存在感があるので、花がそんなに主張しないしね。それでもやっぱりまとまって咲いていると華やか。

椿の森.jpg
椿は種類が多く、どんどん新種もつくられるため、1000種類以上あったりするらしい。しかし、椿油に使うのは一番昔からある日本の野生種、「ヤブツバキ」。もともと風の強い大島の、防風林として植えられたものだという。風から畑や家を守ってくれて、なおかつ油もとれる、という一石二鳥を最初から狙っていたとか。
ところで、椿の学名はカメリア・ジャポニカ、日本原産の植物なんだって。言われてみればそうなのかと思うけど、あまり意識したことなかったな。

<eribowのコメント>
伊豆大島、行ったことありますよ〜。とってもヨカッタ。また行きたいなぁ。
孫もいそうなあんこさん、いましたね(笑)。でも、船着場で推定高校生?のあんこギャルのダンスパフォーマンスも催されていて、ノリノリのダンスミュージックで踊り狂っていてそれもヨカッタ♪
さすがプロ、写真上手いね〜(感心)。椿のトンネルは圧巻でした。
posted by mizuho at 22:55| Comment(4) | TrackBack(1) | 着物つれづれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月19日

小紋中心主義

七緒vol5 『七緒』の5巻が出て、小紋が特集されていた。「基本は紬」派の人が小紋に目を向ける、という想定らしい。「基本は小紋」の私は「うーん???」と不思議な気分に。
 どうも、紬は気取らない普段着、小紋はちょっと気分を変えてお洒落に、というスタンスっぽい。私の場合、色無地・付け下げ以上の「フォーマル」と小紋・紬の「非フォーマル」の2分類だけだなぁ。「かたもの」「やわらかもの」の区別は、知識として知っていても、あまり実感はない。

 そもそも、お譲り品の中に、紬は1枚もなかった。もっと言えば、ウールも綿もなかった。無料で手に入ったものは正絹小紋ばかりだったので、勢いそこからスタートになるよね。「お金かけずに」だもん(笑)。私にとっては、一番安上がりで手間要らずな着物が、小紋だったのだ。
 着物の知識が増えるにつれて、紬に憧れもでてきた。だって、なんだかこなれた着物人って感じじゃないですか(笑)。なので、昨年春、勇気を出して初めての紬を買った。リサイクル品とはいえ、普段購入している洋服よりははるかに高く、とても「気取らない普段着」じゃなくて、自分としては目一杯のお洒落心の発露だったなぁ。
 そうそう新しい着物も買えないし、紬の方が選びにくい(シックなのか?ただの地味なのか?判断しにくい)し、結局今も「普段着物は小紋」の私です。
posted by eribow at 15:58| Comment(2) | TrackBack(0) | 着物つれづれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月10日

着物と料理の不思議な関係

 このブログを始めてから発見した意外な事実がある。それは、お着物好きは料理好き、おいしいもの好きが多いということです。当初お近づきになったぶりねぇさんに対してオッと思ったのが最初ですが、その後も続々。
 美味しいものが好きなのは、まあほとんどの人がそうだと思いますが、私自身がけっこうマニアックな料理趣味なので、一般の美味しいもの好きとコアな料理好きの温度差が見えるのです。

 これはどういうことでしょ?何か、着物愛好と料理愛好の間につながりがあるのでしょうか?

 いろいろ想像してみたのですが、この着物少数派時代の着物愛好と料理愛好は、ともに「生きることに積極的な性向」という点で共通性をもっているのではないでしょうか。ほどよい貪欲さとでも言いましょうか。
 あと、「美意識」とも関連があるような気が。空腹を満たすためだけの食事、暑さ寒さをしのいで社会的なメッセージを表明するだけの衣服、を超えて、自分の感性を満足させるものを選ぼうという姿勢。それが両者の共通点なのでは。

 分析はどうあれ、私にとって、料理の話がこんなにすっと通じる人たちの集まりは、とても居心地がいいです。なごみ、とでも申しましょうか。別に着物の話がはずむだけでも十二分に幸せなのに、嬉さ倍増です。
 たとえコメントはしない時でも、皆様の料理ネタ、美味しいものネタはいつも目を光らせています(フフフ)。
posted by eribow at 23:33| Comment(2) | TrackBack(0) | 着物つれづれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月08日

普段着物でヨーカドー

 子供の小学校のママ衆のうち、趣味で着物着てるなんて私くらいだろうなぁ‥と思っていたら、お一人いると噂が!しかもなんと毎日普段着物、懇談会にも着物で来ているそうな(驚)。「え〜、見たことないよ〜?!」と言ったら「学年が違うからじゃないの?有名(な人)よ。」とのこと。
 1学年100人くらいだから4、500世帯くらい?100人に一人よりは少ないだろうと思っていましたが、学校中でただ一人ではなかったのは、ちょっと感動。だって、あんまり着物着そうな風土じゃないんだもん(^^;

 近所のヨーカドーの食品売り場で、2度ほどいかにも普段着物の、それほど年配でなさそうな女性を見かけたことがあります。1度は絣に貝の口、2度目は黄八丈にカルタ結び。こなれててカッチョよかった♪髪型や背格好をつき合わせてみると、どうもその人らしい。
 そう、わが町鶴見でも、お着物姿はちょくちょく見るが、白足袋に小紋、地味なお太鼓、お茶のお稽古か呉服屋の路線。年齢層も、どちらかというと孫が小学校に通ってる、レベルかな。そんな中で、「自分と同世代?」「スーパーで買物」「ばりばりの普段着半幅コーディネート」はちょっと異色で目を留めていたのだった。

 実は私もヨーカドーに着物で買物行ったことある。って、浴衣だけどね。子供たちには後で「ママ、もう着物着ないで」と散々言われた(^^; 「浴衣=着物=お祭」と思い込んでいる子供たちにとって、ヨーカドーと浴衣はミスマッチだったらしい。でも私一人じゃないならば、私も強気に出られるわ(鼻息)。
 拙ブログにお運びいただいているりさこさんは、着物でジャスコに出没中とのこと。近所にジャスコはないから、私はヨーカドー派(?)として、今後対抗しようかな〜♪
posted by eribow at 23:51| Comment(5) | TrackBack(0) | 着物つれづれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月06日

ご近所での、着物姿の評判

 地元新年会に着物着ていって、小学校PTA関係のママ友達に遭遇。「すごいねぇ」「自分で着たの?」‥予想通りのリアクションですが、やはり照れます。「あたしなんか普段着だよ〜」と言われましたが、大勢の集まるパーティーでのすれ違い、大した手間もかかってないしお金も洋服よりかかってないなんて説明する時間なかった(苦笑)。
 町内会の集まりでは、浴衣を2回着ているので、だいぶ「着物を着る人」という認知がされてきていますが、小学校関係はなかなか着ていく機会がなかったので、ちょっと驚かれたみたい。

 へえ〜という反応の後、「どうして着物?」と言われることが多いです。でも「好きだから」「趣味なの」と言うとだいたい納得してくれるということが分かってきました。短くサラっと言えるし、だいたいそれ以上は突っ込まれないです。
 それだと会話が終わってしまうので(笑)、だいたいそこに「週一着物を着るようにしてるんだ〜」と補足しています。楽しげにね(笑)。そこには「毎日着るほど本格的ではない」「楽々着られるほどこなれてはいない」と、「面倒なことをあえてやるほど楽しい」というニュアンスを込めています。

 「スゴイ」とか「えらい(?)」とかは褒められるのですが、「ステキ」「きれい」とはあんまり言われてないような気が。(^^# クソ〜
 町内会の、親父ギャグ炸裂ノリのおじさまからは「オイ、俺コンパニオン呼んでないぞ」と言われました。(T-T)
posted by eribow at 23:19| Comment(4) | TrackBack(1) | 着物つれづれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月01日

お香を学んでみたい

 香りの話題続き。

 机の整理をしていたら、ずっと以前入手したお香のお店のチラシが出てきた。薫物屋 香楽(たきものや からく)という名称で、HPもあるので見てみた。
 手作りお香キットも主力商品だし、お香作り教室まである(驚)。

 第一回 私の香り 手作りインセンス
 第二回 江戸時代より始まる線香作り
 第三回 古典調香に学ぶ伝統的匂い袋づくり
 第四回 自分だけの匂い袋づくり
 第五回 平安貴族の香り・練香づくり
 第六回 自分だけの練香づくり

というスケジュール、なかなかそそらない?!>miz

 雑貨屋でインセンス売ってるのくらいは珍しくないが、これだけの本格派と手作り路線はかなりオリジナル。私、何でも手作りモノに弱い(笑)。ナントカ体験教室ってのがあると、つい惹かれてしまう。アロマセラピーもその手作り感にハマってしまったわけだし。
 特に「調合」って、なんだかお料理とか化学の実験みたい(笑)。mizやFujipiさんと違って、お裁縫、工作チックなもの(手作業モノ)は弱い分、混ぜたり配分したり練ったり方面(?)がいいのかな?!

 しかしほんと、着物愛好って、和文化全般への入り口なのね〜(感慨)。

<mizuhoのコメント>
はいはい、しっかりそそられて申し込みしちゃいました(笑)。
明日がもう受講初日だよ(我ながらこういう決断は早い・・・)。
eriは1回目行けないんだよね。しっかり体験してくるね〜。
posted by eribow at 23:47| Comment(3) | TrackBack(0) | 着物つれづれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

匂い袋が好き!

eriの香水話に触発され、香りについて考えてみた。実は私は香水が苦手。なんというか、自分に香りをつけること自体があまり好きじゃないんだなあ。化粧品の匂いも苦手だ・・・他人がつけている分にはいいし、お風呂に香りつき入浴剤入れるのは好きだし、お香も好きなんだけど。

そんなわけで、香水は買ったことない。10年前にもらった「プチサンボン」がまだある、とか試供品でもらったやつが少し・・・という程度。実際つけたことも数えるほどだと思う。これじゃ何も語れないなあ。

でも、「匂い袋」はかなり好き。引き出しの中にいれておくとあけるたびにちょっと嬉しいし、扇子入れの中に入れておくと、あおいだときにほんのりいい香りがする。あまり布でつくれるのもいいところ。香水は苦手だけど、袂に匂い袋入れるくらいなら楽しめそう。今度やってみようかな。

古典文学読むとよく出てくる、「香をたきしめる」というのも一度やってみたい気がするんだけど、それこそ一度やったらずっとその香りになっちゃうよねえ。昔は「自分の香り」というのを決めていたのかな? 
梅の花見に梅の着物に梅の香、なんてちょっと夢想してみたけど、考えてみたらほんとの梅の香りを楽しむのに邪魔でしかなさそう。香りとのコーディネート、私にはまだまだ遠い道のりかも。
posted by mizuho at 22:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 着物つれづれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月13日

花札に見る和の心

 百人一首かるたの話題が出たので(?)、花札の話題。正月、なんとうちの息子達に、父から花札が送られてきた。独楽やらお菓子やら詰め合わせになっていて「お正月お楽しみセット」のつもりらしい。ううう、すっかり孫バカのおじいちゃんです(感涙)。
 着物と和で頭一杯の私にも、ちょっとときめく贈り物だ。そうそう、子供の頃家族でやったな〜とちょっと懐かしい。本当に久しぶりに札を見た。

花札12月 花札って、12の月ごとの花(植物)を表しているって知ってました?添付の説明カードで初めて知りました。
 1月は松。2月は梅。3月は桜。4月は藤。5月は桔梗(ききょう)。6月は牡丹。7月は萩。8月は薄(すすき)。9月は菊。10月は紅葉(もみじ)。11月は柳。12月は桐。勿論旧暦。
 これって正に着物の季節感と同じじゃない?(興奮) 花札といえばヤクザさんの世界、というイメージが先行して、こんな雅なものだとは知りませんでした。
 花札って、実は着物を含めた「和の季節感の常識」の入門編にはぴったりなのかもしれない。

 私の感覚ではピンとこないものも多い。萩とか桐って、意匠ではお馴染みだけど、実物見た記憶はない。4月(現代の5月)はカーネーションだし、7月(現代の8月)って言えばひまわり、11月(現代の12月)はポインセチアかシクラメンだよね。花の代表はすっかり薔薇になってしまったし。柳は梅雨のイメージだ。
 植物は変わらないのに、人間の文化の方は変遷してしまっているのね。

花札桜月菊 桜・月・菊あたりは、まだ現代人にも馴染み深い方かな。花見と月見の習慣が根強く残っているのも頼もしい。でも、菊見の習慣はすっかり廃れていますよね(しんみり)。
 ちなみに、息子達は桜の天幕を「カーテン」、菊の杯(さかずき)を「お皿」と呼びました。確かにね。(^^;

花札猪鹿蝶 でたっ!猪鹿蝶(いのしかちょう)!ヤクザさんのイメージ満点ですね。添付のルール説明書きには載っていませんでした。有名なのに???よほどヤバいのか?!(震)
 子供の見てるアニメ『NARUTO』に、いの・シカマル・チョウジというキャラが出てきて、初め見たときはびっくりした。子供はわかんねーだろうなー(苦笑)。

花札藤と桐 藤と桐。子供たちは、この2種の区別がつきませんでした。(^^; 色しか見てないってか?
 ちなみに藤は垂れ下がるから、この写真では逆さまです。私、ずっとこうやって勘違いしていました(恥)。

花札いろいろな鳥 いろいろな鳥たち。
 鶴はまあ分かりますよね。でも松のデザイン、松に見えないんですけど‥。どちらかというとソテツっぽい??
 子供たちも、流石に鶯(うぐいす)は知ってました。でも「鳴き声は?」と質問したら分からなかった。ホーホケキョも、身近で聴かないものねえ。
 藤のになると私も怪しくなってくるぞ。これは不如帰(ほととぎす)よねえ?(自信ない)
 雁も、昔はありふれた鳥だったのでしょうね。今の子供たちは、雁なんて見たこともないし、何故秋に雁なのか、ということも解らないでしょう。そう、現代は空を渡る鳥を見上げることなどないのです(遠い目)。
 柳の下にいる、この子は何でしょう?雉(きじ)???

 花札をこんなに興味一杯見ることができたのも、着物効果ですね!
posted by eribow at 23:42| Comment(2) | TrackBack(1) | 着物つれづれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月07日

大正〜昭和初期の祖母の着物姿

 正月に母方祖母宅へお邪魔した際に、セピア色の古い写真をたくさん見せていただき、写真の写真も撮ってきました。以前も見たことはあったのですが、着物に興味を持った現在、大正〜昭和初期にかけての着物写真は、貴重な映像です。一挙大公開〜♪
大正時代の祖母3才
 最古の写真です。おそらく七五三。今は90の老婆の祖母も、こんな頃があったのですね(感慨)。大人も子供も着物が当たり前だった時代の一コマです。大正時代の祖母

 それより少し大きくなった頃。 次の写真とともに、ながーいおはしょりのようなものが写っているのが分かると思います。これは縫い縮めてあって、大きくなるとこれを解いて長くして着るのだそうです。つまり子供から大人まで同じ着物を着ているということ!生活の知恵なんですね〜。
 腰に巻いているのは「帯ではない」(名称失念)とのこと。

関東大震災の頃の祖母
 これまた貴重な、関東大震災当時の写真。写真を撮ること自体珍しかった時代、ガチガチに緊張していたそうです。「わざわざ髪飾りなんかしてねえ」とこれまた懐かしそう。
 当時山梨県に住んでいたので、震災といっても深刻な被害はなかったようです。その瞬間、祖母は「庭でおしっこしていた。当時はのんびりしたものだったのよ。勿論、パンツなんかはいてないのよ」とのこと。(^^;
 ちなみに、私の祖母より年上、明治生まれの夫祖母は新潟県で震災体験し、当時「木に登っていた」とのこと。勿論着物で?!女の子もアクティブでおおらかだったことが偲ばれます。
袴姿の女学生の祖母
 女学校の卒業時。番茶も出花ですね〜(<失礼)。ハイカラさんです。
 おかしな風景に、「どこで撮ったの?」ときいたら「写真館に決まってるじゃない」とのこと。確かに!手に持った枝が不自然です。
昭和初期の祖母1 昭和初期の祖母2
 さてこの辺は、昨日の日記に載せた写真とほぼ同時期、20才前後の祖母です。昭和初期。まだまだ着物が普通の時代。別にお見合い写真というわけではないそうです。この着物は一体どこへ???
新婚の祖父母
 新婚時代の祖父母です。この家はもうないとのこと。縁側があって、着物で、ほんと「波平とフネ」の世界ですね。
 明治生まれの祖父は私が10代の頃に他界しました。今生きていれば102才です。

 いかがでしたか、ほんの少し前の当たり前の日本の風景。なんだか胸キュンです。
posted by eribow at 23:06| Comment(4) | TrackBack(0) | 着物つれづれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月06日

母娘3代の着物

 三が日に祖母宅を着物で訪れ、古いアルバムの中から、同じ着物を身につけた若き祖母と母の写真を見せてもらいました。「まあ、70年前の着物よ」と祖母は感慨深げでした。
 写真の写真を撮ってきましたので、eriルーツ、初公開〜♪並べてみると、確かに同じ着物です(感動)。母も私もそれぞれ父親似なので、母娘3代ソックリ、という絵柄にはなりませんでしたが(苦笑)。

   eri祖母 eri母 孫娘eri

 最初の写真は、大正生まれの祖母が二十歳くらいの頃。昭和初期です。いかにも写真館らしく隙のない着付けですね。「この着物はね、そんなに高くはないけどいーい着物でね、黒い帯がよく合ってね。(写真の)この帯は私が全部刺繍したのよ」と懐かしそう。私と違って色白の祖母は、若い頃は美人だったみたいです。90になった今でも、丸顔小柄でかわいいおばあちゃま路線です。

 次の写真は、母が新婚時代。昭和30年代後半?自宅にて。たっぷりの帯揚げが若々しい。「お母さんはね、この着物に袴で卒業式したんだよ。この着物が袴にぴったりでねえ。お父さんと結婚したばかりの頃、これを着て2人で出かけて、お父さんは得意そうだったよ」‥あまり知らない若い頃の母のことを聞くのは新鮮でした。自分が物心ついた頃はすでにオバサン(苦笑)だった母も、乙女時代があったのですねえ。

 そして現代人eri。亡くなった祖父の仏壇の前で撮りました。

 お着物好きとは言えない私の祖母・母でさえ、掘り起こしてみるとこんな着物ストーリーがありました。mizが言っていた、「着物とともに物語を受け継ぐ」をしみじみ実感したお正月です。

   母の着物姿 娘の着物姿

 あと、こんなツーショットもどうでしょう?母と娘〜。

 昔着物の写真の話は、まだ続きます!
posted by eribow at 00:28| Comment(11) | TrackBack(0) | 着物つれづれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月23日

たった一つの着物ルール

 日本和装無料着付けランクアップ教室最終日、クラスメート全員でレッスン後食事に行こうと計画していました。そのまま着物で行こうかな?!とけっこう皆迷っていました。
 ところが、先生からは「待った」がかかった。「そのままでは、とても外へは着ていけない」と‥。そこで諦めた人多し。お一人はかなりきつく「とんでもない」という風な言い方をされ、傍で見ていた私でさえ心がズキっと痛み、ご本人はどんなに傷つかれたか?ハラハラ見守っていました。
 結局9人中、きちんと着られたお一人と、どんなにきちんとしてなくても着る私の2人しか残りませんでした。せっかく草履や羽織も用意してきてたのに。みんなで着物でお食事したかったのに。とても悲しかった。

 先生のお気持ちも分かる。美しい着こなしというものを熟知しているから、そうでないものも見えてしまう。初心者のやる気を削がないよう、相手の気を悪くしないよう、一生懸命気遣って下さっていたのも伝わった。
 でも。

 いいんじゃないの?
 ハードル高すぎじゃない?
 まずは文句、そういう減点法思考、キライ。
 着ようよ、どんな形でもいいから。
 まずは着なくちゃ。
 最初は誰だって完璧じゃないよ。
 「美しい着こなし」なんて、10年早いよ。
 見て分かる人なんてほとんどいないよ(実感)。
 「わー、着物だ」としか思わない人が99%だよ。
 1%にも満たない「見る目のある人」なんか、私、どうでもいいよ。
 そんな「世界の狭い人たち」から何と思われたっていいじゃん。
 着物はきれいだよ。
 着物姿で街に出る、まずはそこから始めようよ。

 心の中で叫びながら、泣きたいような気持ちをこらえながら、先生とクラスメートの前ではそう口には出せませんでした。

 もういいよ。やめようよ、うるさいこと言うの。きくちいまさんの意見にとても近いのですが、(フォーマルでない)着物のルールはたった一つ。左前にはしない。ただこれだけ。私はそう思っています。
 結論。左前に気づいたら、トイレに飛び込んで直しましょう。
posted by eribow at 21:52| Comment(12) | TrackBack(2) | 着物つれづれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月13日

日本人顔と着物の色

 着物は日本人の顔色を美しく見せる。着るようになって、しみじみと感じる。

 一時、化粧や服装コーディネートにおける「パーソナルカラー」というものを研究していた。春夏秋冬理論といわれるものが有名なので、知っている人もけっこういるかもしれない。顔の色みを「黄み←→青み」「白っぽい←→黒っぽい」の2つの軸で4分類したものです。(『運命の美人色』『はじめてのパーソナルカラー』等参照)
 その中で一番割合が高いのが、「黄み・白っぽい系」で、日本人の6割とも7割とも言われている。典型的な黄色人種顔。実はmizも私もこのタイプに属している。日本人が似合うと言われている紺色は、この顔色に映える。黄みがかった明るい赤系の色がよく似合う。どちらも、天然染料で作られた、昔ながらの和服に多い色である。
 ところが、現代日本人女性(特に関東の人)に人気なのは、黒、焦げ茶、ダークグレーといった「ドドメ色」。シャネルの影響なのか?痩せて見られたいのか?とにかく目立たなければいいのか?「シックで上品」「合わせやすい」などの言い訳を伴って、猫も杓子も黒っぽい服装になりがちである。
 実は、それは主流派の「黄み・白っぽい系」にはとっても似合わない色彩なのである。街中で観察してても、友人を見ていても、「こんな色着なければもっとキレイだろうになあ」と思わされる人は多い。

 そんな平凡な日本人女性が着物を着ると豹変する。何のことはない、パーソナルカラーの観点から言えば、それまで似合わない色を着すぎていただけのことである。
 似合う色の洋服を探すのは難しい。本人気に入っていても、実は合っていないケースはとても多い。ところが、伝統的な和服は逆に、大体合ってしまう。ダークな色彩の着物も人気だけど、効かせ色(柄、帯、小物)で似合う色が入っていることがとても多いのである。
 mizは、着物が体型に合うことを気に入っているようだけど、多くの日本人は色彩もとても和服がマッチしていることも気がついた方がいいかもしれない。着物の形が「欠点のカバー」だとしたら、着物の色彩は「長所の強調」だと思う。

 土の化身と化している日本人女性には、ぜひ着物の世界に出会ってほしいな〜と思う私です。
posted by eribow at 22:27| Comment(6) | TrackBack(1) | 着物つれづれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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