

soyaはこういうはっきりした柄がよく似合うのだ。

soyaと着物姿で撮った、今となっては貴重なツーショット。写真の日付は10年以上前だ。
soyaが就職で鹿児島に戻って3年目くらい。うちに泊まりがけで遊びに来るとき、着付けを習い始めたので練習台にさせて、みたいなことを言われた。で、実家から振袖を借りてきて着せてもらったのだ。このときsoyaが自分で持ってきたのがこの着物だった。
当時soyaが着付けの講師の資格をとろうとしている、というのは意外だった。このブログでは手作り足袋の話ばかり書いているので、手仕事が好きな和風女性のイメージがあるかも知れないが、soyaはもともと、理系でさばさばしていて女友達より男友達が多いキャラなのだ。裏表がなくて率直でいいヤツ。たいがいすっぴんで機能優先ファッション、スカート姿も制服以外あまり記憶にない。
そんなsoyaが着物ねえ、と思ったものだが、この着せ替えごっこはなかなか楽しかった。数年後、私が育児休暇で暇になったときに着付け教室に行ったのは、多分このときの記憶があるからだ。とすると、私の着物遊びの原点にはsoyaの影響があったということなんだなあ。
<eribowのコメント>
本当は、この隣に私も写った3ショット写真が近々できるはずだったのにね。色気のない高校友達トリオが、中年着物トリオとして再結成されるはずだったのにね。(心の中ではすでに結成されていたけど!)
私もSoyaが着付け、というのに最初はびっくりした。でも一見「男らしい」女性の中に潜む女性性、というものに気がついた一件でもあった。普段化粧をしない彼女が、結婚式のドレス姿で大化けしたのと並んで、印象的だった。
明日は四十九日。今頃になって、Soya、どうして逝っちゃったの?と疑問でいっぱいです。